ガリガリ君の新しい味が発売されたようです。折角だから製造工程を説明しようかな

ガリガリ君の新しい商品には常にアンテナを張ってるつもりだったけど、今回は完全に見逃していました。

「ガリガリ君」に新フレーバー、セブン&アイ限定「イタリア栗のクリーミーモンブラン味」


スイーツなガリガリ君シリーズのようですね。イタリア栗のクリーミーモンブランか、なかなか美味しそうです。


セブンプレミアムが品質に厳しいのは、ガリガリ君のスティックに良く現れているんですよね。

ガリガリ君のスティックは真っすぐ刺さっていないのがデフォなんです。

ちなみに以前、当Blogで同じ事を指摘していますね。⇒スイーツなガリガリ君 ミルクたっぷりとろりんシュー味の食レポ?


バイターライン

ガリガリ君のようなスティックタイプのアイスキャンディーはバイターラインと呼ばれる設備で生産されています。

バイターラインとは、モールドと呼ばれる型にミックス(材料)を流し込み、塩化カルシウム水溶液で冷却・硬化させる設備です。

といっても、イメージし難いと思います。


まず-20℃から-30℃位まで冷却した冷媒(塩化カルシウム水溶液で-40℃くらいまで凍りません)を満たした長くて巨大な水槽があります。

その中をモールドと呼ばれる型が、ミックスを充填された状態で移動します。

移動してる間にミックスは外側から凍り始めます。

ミックスが完全に凍る前に、スティックインサーターでスティックを挿します。

殆どのスティック形アイスキャンディーは10分から15分程度で硬化するんじゃないかな?


ガリガリ君のようにアイスの内側と外側が違う場合は、少し工夫が必要なんですが、それを説明するのは面倒なのでパス。(ヒントは外側から凍るという特徴とストロー状のなにか)


モールドは数百個が繋がっているので、毎分数十個のアイスキャンディーが生産されます。

バイターラインに興味がある人は、コチラのサイトが参考になると思います。⇒スティックアイスの生産設備