【訃報】みんなの党が事実上の崩壊?

タイトルをまとめブログ風味にしてみました。あまり深い意味はありません。

みんなの党江田憲司氏がみんなの党に離党届を出すらしい。

みんなの党分裂へ 江田前幹事長ら9日離党、新党めざす


テレビのニュースでは、みんなの党の浅尾幹事長は「離党届は受理しない!江田氏は除名にする!」って息巻いておられるようです。

そりゃまあ離党届を受理して表面上は穏便に離党を許可したとしても、世間様からは「みんなの党は江田氏に愛想つかされた!」って印象を持たれるんだから、穏便に済ますわけにはいかないでしょうwww


しかしですな〜、除名にしたところで「離党届を受理せずに除名にした」って事は公になってるんですから、離党だろうが除名だろうが世間様の印象は変わらないと思いますよ。


むしろ、往生際の悪い不細工な処理だったと嘲笑されそうですが・・・


みんなの党としては、江田氏の処分云々よりも今後の結束強化を重点的に進めるべきだと思うんですが、そっちの方は順調なのでしょうか?

江田氏の他にも離党する予定の議員が数名いらっしゃるようですが、彼等を引き止める術はあるのでしょうか?非常に興味深いところであります。


みんなの党は、渡辺氏と江田氏の二枚看板が売りだっただけに、江田氏が抜ければダメージは大きい。人望やその他の求心力については、渡辺氏より江田氏の方が若干では在りますが上だと思うんですが・・・その求心力の核を失うという事は、みんなの党の事実上の崩壊を意味してると思う訳です。江田氏の求心力を渡辺氏や浅尾氏が補えるとは到底思えないんですよね。

はっきり申しまして、みんなの党の分裂どころの騒ぎじゃないです。個人的な感想ではありますが、みんなの党は事実上の崩壊と考えて良いでしょう。(合掌)


報道されてるように江田氏が新党を発足させるかどうかは微妙です。だって民主党の細野氏や維新の松野氏との連携を模索してるようですが、それぞれに個性の強い人たちですから簡単に合意に至るとは思えない。


みんなの党は、江田氏と自民党を飛び出した渡辺氏が中心となって結成した政党でしたが、結局意見の違いが元で江田氏はみんなの党を離党する事になったんです。元自民の渡辺氏が元民主党の細野氏に変わろうが、元維新の松野氏に変わろうが、結果は似たようなモンじゃないかと思います。めでたく新党発足に至ったとしても、新たなみんなの党が出来上がるだけで、いずれ同じ道を辿る事になるのではないでしょうか?


そんな事は私なんかがいくら心配しても、どうこうなる問題じゃないんですが・・・


今回はっきりしてるのは、みんなの党が事実上崩壊したという事だけです。

安倍内閣の異常な高支持率の前に、野党が黙り込んじゃってる現状で、有力野党が分裂崩壊という事になると、それこそ政府のやりたい放題になりかねない。今のところ私自身は安倍内閣が暴走してるとは考えておりませんが、この高支持率を今後も続けていくようならば、いずれ暴走内閣に変貌するのは歴史上の経験から明白であります。


暴走したり独裁化する国家と言うのは、国民の異常なまでの支持を背景に誕生します。まあ〜現状の支持率50〜60%で暴走とかありえないんですが・・・支持率75%を数年続けるようなら手遅れですし、支持率が60%超えを一年以上続けるようなら警戒が必要でしょう。


野党に人材無く、ただでさえ存在感の希薄な野党が分裂したり崩壊するのは余り歓迎出来る要素ではないでしょう。さらに存在感が希薄になり、いずれ野党なんて空気!という印象に変わるでしょう


政府や与党にとっても痛し痒しで、強力な敵がいなくなれば内部分裂を始めるのが世の常人の常と申しましょうか。孫子のいうところの呉越同舟逆パターンとでも表現するのが正しいのか。なんとも表現が難しいので在りますが、一番しっくりくるのは「蜚鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗煮らる」かなあ〜。


みんなの党が崩壊し、民主党は細野氏の離脱で更に弱体化!維新は国政においては初手から空気!の状況になれば、安倍内閣は外に敵がいなくなり、自民党内部での権勢争いが激化するでしょう。自民党安倍内閣の高支持率の前に纏まっているようですが、一枚岩の磐石な政党ではありません。


結局、獅子身中の虫が暴れだし、自民党も瀕死の重傷を負う事になるのかな。


いずれにせよ、江田氏の離党で政党間のパワーバランスが崩れる事は事実ですから、野党の弱体化は火を見るより明らかで、その余波で自民党の内部抗争が激化するのが最悪のシナリオでしょうね。一部の共産主義者にとっては望ましい展開かも知れませんが、我々一般庶民にとっては洒落にならん状況まで発展しそうな不気味さを感じる今日この頃です。