小沢氏は辞任すべきかと問うアンケート

テレビを見ていたら、アンケート調査で小沢氏は幹事長を辞任するべきかどうかというアンケート結果を発表していた。

こんな調査をするマスコミの低脳さ加減が情けなくなる。

テレビ局には頭が悪い連中ばかりが集まっているのか？

小沢氏は民主党の幹事長である。

民主党の役職は、民主党の所属議員と、各都道府県連が決めるものであり、国民が決めるものじゃない。

国民の９０％が「小沢は幹事長を辞めろ。」と言ったとしても、民主党内の所属議員や党員が「小沢がいい」って言えば、小沢さんで良いのである。

こういう常識的な事が理解出来ないから、既存のメディアはドンドン個人発信のインターネットに負かされるんだと思う。

自民党の総裁や民主党の代表だって、所属する議員や各都道府県連が選挙を行い決めるんだから、メディアや世論など関係ないのだ。

ちゃんとルールを判っていないから、こんなクダランアンケート調査をするのである。ようするにお馬鹿さんなのである。

小沢幹事長の有罪が確定して、公民権を失い、議員辞職したとしても、民主党が「小沢が良い」と決めれば、幹事長は小沢一郎氏でなんの問題も無いのだ。

小沢氏の進退を問うならば、民主党の幹事長職ではなく、有権者が選択できる国会議員としての立場だけだろ？

よって、有権者にアンケート調査を行うならば、「小沢氏は国会議員を辞職するべきかどうか」って事のみのはずです。

そして、小沢氏の議員辞職を問うならば、小沢氏の選挙区の有権者を対象に調査するべきであり、東京あたりの通行人に調査しても、その人たちには小沢氏の進退を問う資格（選挙区の選挙権）は、全くないのである。

なぜ、こんな常識的な事が日本のメディアは理解出来ないかなあ〜。

小沢氏に対する選択権が無い人が、いくら声高に「小沢は辞めろ！」って騒いでも、参考程度にはなるだろうが、所詮その程度の世論である。

小沢氏を選択するかどうかは、選挙区の有権者だけが持っているのです。

「小沢氏の幹事長辞任を問うアンケートなんて、民主党の党員およびサポーター限定で行うべきだろ？」と思う。

どうしても民主党の人事に口出ししたければ、年間6000円の党費を支払って民主党の党員になるか、年間2000円を支払って民主党のサポーターになってから口出しするべきだ。

「在外邦人または在日外国人の方でもＯＫなんだから、サッサと党費を支払って党員またはサポーターになって口を挟めよ」と思うのです。

議員辞職を問いたければ、岩手県第４区の有権者になってから問えばいいのである。

全く関係の無い人たちにアンケートする事がナンセンスだと思う。

総理や内閣の支持・不支持を問う場合は、世論と言うかたちでアンケート調査を行う意義がある。

有権者が選択するわけじゃないけど、国政を司る以上民意は重要だからね。

しかし、各政党の人事について第三者が口を挟んだところで全く無意味だと思う。

総理や内閣の支持率だけを調べた方が、原理原則に適うと言うものではないだろうか。